ELTON SUN フォーチューンダイアリー

SOMEONE SAVED MY LIFE TONIGHT

カチカチ山のうさぎ、タヌキをロックオン!

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日本昔話タロットの「かちかち山のナイト」

通常の小アルカナ ソードのナイトに当たるカードで、

お婆さんを殺されたお爺さんの代わりに、

うさぎが壮絶な復讐を仕掛けるシーンです。

 

ウサギがタヌキの背負った薪にカチカチと火を付け

 背中を丸焼きにします。

 

火が上がる前、

おかしいな?と感じたタヌキは

「カチカチ」音がするな、

とウサギに問いかけます。

ウサギは「知らないのかい? 手前の山は『カチカチ山』といって、

『カチカチ』音がするんだ。」

このトボケタ言い回しが、そのまま物語りのタイトルになりました。

 

タイトルになる程ですから、

このシーンは「カチカチ山」の核となります。

 

計画を遂行する、

相手を出し抜く、

ライバルに勝つ、

そんな時、

相手を油断させなければなりません。

 

実力が拮抗していても、

相手が強くても、

もし、相手を油断させることが出来たら、

勝算はあります。

 

スポーツでも、

商売でも、

勝負事は勝てば官軍。

負ければ賊軍。

 

相手を動揺させたり、

油断させることが出来れば、

それだけでも優位になります。

 

余談ですが、

先日の2018年冬季オリンピック

ピョンチャン大会のフィギアスケート男子、

 

金メダルの羽生結弦選手はオリンピック2か月前に

右足人体損傷の大怪我を負いました。

 

金メダルはおろか、

出場すら危ないと私は思いました。

 

直前までどこまで回復しているのか分からず、

年が明けても取材は全てシャットアウト。

 

どうなるのか分かりませんでした。

 

羽生結弦選手が私たちの目の前に出てきたのは、

大会の四日前、

久しぶりの公開練習で、4連続ジャンプを飛び、

無事出場できることが分かりました。

 

とは言え、ケガからぶっつけでしかもオリンピックの晴れ舞台。

 

大丈夫か?

と固唾を飲んで見守りました。

 

しかし、心配をよそにショートプログラム完璧な演技。

私はただただ凄い!と思ってみておりましたが、

 

驚いたことに羽生結弦選手の後に出てきた選手が、

取り憑かれた様に、

動きが硬く失敗の連続。

 

羽生結弦選手は狙った訳ではないでしょうが、

結果的に最大のライバルであった選手も

ミスが大きく、

羽生結弦選手は2大会連続金メダルとなりました。

 

終わった後に

「右足がよく持ってくれた!」と涙ながらに語ってました。

 

競技までは私たちが足は大丈夫か?

と心配しておりましたが、

羽生結弦選手は取材シャットアウトで

「何のこと?」と、

意に介さずを貫きました。

 

まるで煙にまくように

私たちがヤキモキしました。

それは他の選手たちもそうだったのでしょう。

 

これがもし、

だんだん治ってきている姿をマスコミに晒し、

これなら「羽生2連続金メダル行ける!」

とみんなに思われせていたら、

本人が固まって、

プレッシャーに負けたかもしれません。

 

また、周囲も気楽で、

特に金メダル筆頭のネーサン・チェンは

ミスなんかしなかったかも知れません。

 

結果論かもしれませんが、

カチカチ山のウサギの戦略は

目標を射程圏に入れる大事な「行い」だと思うのです。