ELTON SUN フォーチューンダイアリー

SOMEONE SAVED MY LIFE TONIGHT

一寸法師が語る事

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日本昔話タロット

大アルカナのⅠは一寸法師です。

最後のシーンで一寸法師は打ち出の小槌で立派な成人男性になります。

それはまるで魔術のようです。

大きな夢が叶うメッセージ性の強い物語です。

さぁ、どんなお話だったでしょうか。

 

一寸法師

 

昔々、あるところに子供のいない老夫婦があったそうな。

老夫婦は住吉の神に子供に恵まれるよう祈ったそうな。

すると不思議な事に老婆に子供が出来た。

しかし、 その子は一寸(約3センチ)しかなく、何年たっても大きくならなかった。

子は一寸法師と名付けられ、

大切に育てられた。

 

ある日、一寸法師は「立派なお侍さんになりたい!」と言い出しました。

寸法師は針を刀に、

麦わらで柄と鞘を作り、

お椀を船に、

箸を櫂の代わりにし、

京へ向かった。

 

京に着いた一寸法師

早速立派なお屋敷で働くことになった。

その屋敷の娘はたいそう美しく、

一寸法師は一目惚れする。

 

一寸法師は密かにその娘を嫁にすると誓います。

一寸法師、なかなかのタマである。

 

ある日、娘が町へ出掛ける事になった。

お供に一寸法師が抜擢された。

すると、山に入ったところで鬼が襲ってきた来た。

「娘をおいていけ!」

「何を!」一寸法師は小さいながら

勇猛果敢に鬼に挑む。

 

 鬼はあまりの小ささに驚いて、

笑いながら一寸法師を一飲みにしてしまう。

一寸法師は鬼のおなかの中を針の刀で突いて応戦。

鬼はあまりの痛さに出てくれと懇願。

一寸法師は更に鬼の目の裏側に駆け上 がり、 「降参しないと内から目を突っつくぞ!」

と一喝。

鬼は降参して山へ逃げていきました。

鬼が落としていった打出の小槌を娘が振ると、一寸法師は瞬く間に六尺(約180cm)になり、

娘と結婚。

 

末永く幸せに暮らしたとさ。

 

 

解説

この世の中には子供たちが探とたくなるような宝物が沢山あります。

 

魚釣りで大きな魚を釣ること

凄いスポーツ選手になること

行ったことのない所に行くこと

一番欲しいモノを手に入れること。

大金持ちになることなど、

 

人それぞれありますが、

それは子供でなくても若々しい気持ちを持つことで

いつでもきっかけはあるでしょう。

この物語には普通なら産めないはずの老婆が子供を産みたいと願う純粋な願いからスタートします。

極端ですが、

それでも本当の願望を話したら、

人は笑うかも知れません。

 

しかし、老夫婦は他人に自分の可能性を決めさせない事で人生を謳歌します。

そして、ついに夢を実現させます。

夢の結晶の一寸法師

そのまた夢を叶えます。

夢は繋がって命を紡いでいくのです。

 

物事には始まりがあります。

異性を見て一緒にいたいと感じる。

誰かが活躍している姿を見て、

自分もやってみたいと感じる。

そんな魂の閃きを表すカードです。

 

キーワード

正位置

創造。はじまり。

ひと目惚れ。出会い

未知との遭遇

チャンス。知識。

新しい環境。

 

逆位置

ときめきのない生活。

優柔不断

自信喪失。

見えない心配。

活力のなさ

老い

 

追記

一寸法師室町時代後期には成立していた昔話で、日本の神 スクナビコナが源流といわれています。

スクナビコナは日本造成の神で、

小さな男の子の姿で川に出現し、

水神とのかかわりが深い。

昔も今も水害は人の生活を脅かす存在で、

水の怒りを抑えてくれ『住み良い』土地に

住よし、住吉 という事で、

住吉の地名にはこの一寸法師が関わり深い。

 

大きな川をお椀で上るという一見無謀な表現も

水を治める水神さんの力を表しているのでしょう。

 

また、一寸法師が住んでいた津の國難波の里は現在の大阪難波~三津寺付近。

御伽草子には

「すみかむし難波の浦をたちいでて

都へいそぐわが心かな」

と詠まれており、

一寸法師がお椀に乗って京に向かった川のスタート地点は現在の道頓堀川近辺とされる。