タロットカードの意味 愚者 

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日本昔話タロット大アルカナ 愚者

タロットカードの愚者は「0」と書かれており、

大アルカナの中で一番初め、

もしくは一番最後に来たりします。

実際には特定の場所はなく、

自由でフワフワとしたカードです。

 

こんにちは!八景(@ELTON_SUN1)です。

今回は、タロットカードの大アルカナ「愚者、についてのお話です。

 

 

 キーワード

正位置:始まり。純真。自由。

無邪気。自発性。フリースピリット。無限の可能性。自分の人生と向き合う。

 

逆位置:怠惰。優柔不断。

無関心。礼儀正しくない。怠慢。愚かさ。無謀。危険を冒す。人のせいにする。

 

「FOOL」カードの意味と説明 

フールは多くのタロットカードで自由な旅人のように描かれています。

タロットカードの大アルカナは フールの一つの人生の旅とも言われています。

その為、彼には特定の居場所、

指定される番号は必要ないのです。

 

まるで「すごろくゲーム」のコマのように人生を旅します。

無限の可能性を秘め、

その可能性ゆえ、「愚か者」「何も知らない者」として描かれています。

 

f:id:ELTON:20180912191422j:plainウエイト版タロット「愚者」

「愚者」のカードはつかみどころのないカードで、

とても多くの解釈があるようです。

f:id:ELTON:20180912191719j:plainマルセイユタロット「愚者」

人生の目的が人によって様々なように、

愚者の目的、解釈も人によって様々かも知れません。

彼は「自分を取り戻すため」に人生の旅に出るのです。

わらしべ長者」ってどんなお話?

 昔々、あるところに、

とても貧しい男がおりました。

男はあまりの貧しさと、

何をやっても上手くいかない自分はこの世に必要なのか?と考えます。

死んだ方がいいのではないか?

そんな気持ちでお寺に出掛け、

観音様に問うてみたのです。

 

「私はどうやら生きていても何の役にも立たないようです。

どうぞ、私を死なせてください。

もし、何か役に立つのなら何でもします。」

 

男は空腹と疲れの為、

そのまま眠りこけてしまいました。

 

眠りこけた男の夢枕に観音様が現れます。

 

「目が覚めたら、初めに触ったものを大事にしろ。」

そう男に伝えると、観音様は消えました。

 

ふと、男は目が覚めます。

「何だか変なお告げだな?」

 

男は起き上がりお堂を出ると、

もんどりうって転んでしまいます。

 

男が起き上がると、手にしていたのは「藁(わら)」。

正直、「何だこんなもの!?」と気を落とします。

しかし、ありがたい観音様のお告げです。

男はお告げの通り、「わら」を大事に持って歩き始めます。

 

しばらく歩いていると、男のまわりを一匹のアブが飛び回ります。

 

 アブは男の顔のまわりを大きな音を立てて飛びます。

目の前、耳の前、

せわしなく飛び回るアブを男はついに捕まえます。

男はわらにアブをくくりつけ、

ちょうど犬の散歩のようにお供にします。

「これはいい、、、」

男はツレが出来たように少し嬉しくなり、

また歩き出しました。

 

しばらく行くと、今度は大声で泣いている子供とその子をあやす母がいました。

子供は泣き止む様子がなく、母親は大変困っていました。

子供は男の持つ「ハエを縛った藁」を見ると、

ふと泣き止みます。

そして、くれとせがみます。

子供の母も一緒に男に藁を譲ってくれと頼んできます。

男は困った母子を助ける為に藁を差し出しました。

 

子供は大喜びです。

母は男にお礼としてミカンを手渡しました。

 男はミカンを受け取り、また歩き出した。

しばらく歩くと、のどの渇きに苦しむ商人に出会います。

商人は男のミカンと反物を交換してくれと願い出た。

男は快諾し反物を手にした。

 

一本の藁が反物になったと男は喜んでまだまだ歩いた。

すると今度は病気の馬を連れた侍と出会う。

侍はその馬を反物と交換し、あるところに届ける役目があるのにと困っていた。

すっかり困ってしまった侍に男は反物を差し出す。

侍は大層喜んで反物を手に去っていった。

男は残された病気の馬を看病した。

すると馬は一晩で回復。

翌朝男は馬を引いて歩き続けた。

よく見ればその馬、毛並みと言い姿と言い大変立派な馬である。

 

男はある屋敷の前に来た。

屋敷の主は丁度旅に出るところで馬が欲しがっていた。

それも優秀な馬。

屋敷の主は男の釣れている馬をたいそう気に入り、

屋敷と交換しないかという。

男は馬と屋敷を交換。

何と一本のワラから遂に屋敷を手に入れた。

人々は男を「わらしべ長者」と呼んだそうな。 

 

◆解説 「愚者」と「わらしべ長者」の共通性

タロットカードの愚者は解釈が様々でとりとめのないカードです。

あやふやで何者かもよくわかりません。

 

絵に描かれているのは服もボロボロで貧しそうな男。

しかし、男はまるでミュージカルに出てくる主役のように陽気に見えます。

人生は様々な困難があります。

大人になって色んなものが見えてくると夢や希望を失いがちですが、

赤ちゃんや子供は夢に満ち溢れています。

彼が体現しているのは生まれたばかりの赤ちゃん、

何にも束縛されていない状況。

 

愚者は危険な崖の上に立ち、危なっかしく見えます。

しかし、人は絵で表すと誰しもこんな感じかも知れません。

私たちの未来は無限の可能性があります。

そして、とても自由です。

僅かな縁から少しずつ何かを手にし、

自分の道を切り開いていく。

 

貧乏極まりない男が

一本のワラから屋敷を手に入れた「わらしべ長者」の物語は

タロットカード「愚者」の伝えようとするメッセージととても重なり合います。

 

わらしべ長者ゆかりの地

わらしべ長者に登場する男が観音様に願掛けしたのは

大和國長谷寺奈良県桜井市長谷寺」にまつわると聞きました。

裸一貫、さぁやり直すか!って方にはとてもご利益がありそうですね。

 

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