心旅八景

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タロットカードの意味 戦車

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日本昔話タロット大アルカナ 戦車

大アルカナ7番目のカード「戦車」

戦車は勝利、前進を表します。

 

こんにちは!八景(@ELTON_SUN1)です。

今回は、タロットカードの大アルカナ 戦車、についてのお話です。

 

 キーワード

正位置:勝利。前進。協力関係。

開拓精神。成功。独立。自立。主張。決定。コントロール。行進。ポジティブ。

 

逆位置:無謀。暴走。挫折。

軽はずみ。後退。失敗。焦り。制御不能。いいなり。

「戦車」タロットカードの意味と説明 

戦車にはいくつかの特徴があります。

カーテンには六芒星が描かれています。

正面には天使の翼のシンボルマーク。

ケーリュケイオンの杖のようであり、

蛇の代わりにコマが描かれています。

立ち上がって回るコマは、絶妙なバランスを示します。

これらから戦車は聖戦に挑む戦車であり、

大義名分に基づき、力強く前進する事を意味しています。

 

f:id:ELTON:20180804103255j:plainウエイト版タロット 戦車

戦車に乗る若者は頭に星のついた冠。

周囲が緑の月桂樹のように見えるのは、

彼がすでに勝利者であることを示しています。

上半身の鎧には三日月状にデザインされています。

三日月は鎌であり、戦いの象徴。

白と黒の二匹のスフィンクスは神や王を守護するシンボル。

これらから戦車は自信に満ちあふれた「王様の行進」のようであることが分かります。

f:id:ELTON:20180804103312j:plainマルセイユタロット 戦車

マルセイユタロットの戦車はもっとシンプルに王様の行進を伝えているように思います。

ただ、手前に草が邪魔しており、

障害がある中を突き進んでいる感が否めません。

分福茶釜」ってどんなお話?

日本昔話タロットの「戦車」は「分福茶釜」が描かれています。

分福茶釜」は実に後味の良い物語です。

私はとても好きなんです。

動物が恩を返しにやってくる物語はだいたい暗いのが多い中、

これは実に楽しい話です。

 

ある日、男が罠に掛かったタヌキを見つけた。

男はタヌキをかわいそうに思い逃がしてやった。

するとほどなくタヌキがお礼にやってきた。

 

タヌキは男に

「茶釜に化けるから、化けたら町で売ると良い。

隙を見て、タヌキに戻って帰ってくる。

そしたら再び茶釜に化けて売っってくれ。そしたらまた帰ってくる。

それを何回も繰り返して儲けよう!」と提案する。

 

凄く現実的でやり手のタヌキである。

こりゃ見事な提案だ!と男は感心。

そして、化けも化けたり、

タヌキの見事な化けぶりで、

タヌキの茶釜はお寺の尚さんに三文でに買われていった。

さて、タヌキの化けた茶釜が買われた先はお寺である。

和尚さんが修行僧に茶釜を磨けと命じる。

 

修行僧が茶釜を一生懸命磨くと、

茶釜に化けたタヌキは痛いからそっと磨け」と言う。

修行僧は「ハイハイ」とそっと磨く。

 

和尚さんは修行僧が茶釜を磨き終わると、

茶を飲むので茶釜で湯を沸かせと言う。

 

火にかけられた茶釜のタヌキは修行僧に「熱いからちょろちょろ焚け」と言う。

修行僧は茶釜の言う通り、

「はいはい!」とちょろちょろ焚く。

何とものんびりしたもんである。

 

逃げだす隙を狙っていたタヌキ。

しかし、ずっと見張られっぱなし。

我慢の限界の超えたタヌキは熱くて堪らず逃げ出した。

和尚さんは三文損をした。

 

驚いて逃げ帰ったタヌキは無事、男の家にたどり着いた。

しかし、熱かったショックで手足としっぽ、

そして頭が元に戻っただけで、

身体は茶釜のまま、元に戻れ なくなってしまった。

 

そんな格好になってしまっては、

通常のタヌキとして生きて行くのは難しい。

山に帰れないタヌキは男に提案する。

このままの姿で芸をするから見世物小屋をして儲けないかと。

男はこの妙案にのる事にした。

 

果たして、

分福茶釜の見世物は大盛況。

二人の息もピッタリで、一生裕福に暮らしたとさ。

 

※注

分福茶釜の「分福」は福を分けるという意味。

「文福」と表記されている所もありますが、

福を分け合う関係というのは実に素晴らしいので,

ここでは「分福茶釜」と表記してます。

 

 

「戦車」と「分福茶釜」の共通性。

戦車は二匹のスフィンクス、もしくは馬が戦車を引っ張るカードです。

この二匹のスフィンクスは一つ前のカード

恋人たちの協力する姿で、

戦車と若者は二人の「夢」とも言われています。

二人の恋人が助け合って協力するって、

とてつもなく凄い力がありそうですよね。

 

日本昔話の「分福茶釜」の二人のコンビも

 

素晴らしい連係プレイで、

まさに最強の二人って感じです。

お互いを全く否定もしません。

 

タヌキと男力を併せて目的を達成するのはまさしく戦車のごとく強力な関係です。

 

日本昔話には動物が恩を返すお話が多数あります。

その中でこの「分福茶釜」は異色の存在。

 

多くは恩を返しに来た動物は正体がバレると、

山に帰ってしまい何故か物悲しい完結です。

しかし、分福茶釜はバレても恩を返し続けるのである。

とてもポジティブで明るい昔話だ。

 

また,動物は金属を嫌うことで、

あまり鉄製の茶釜などに化ける事はないと言われます。

その為、鉄製の茶釜に化けたタヌキは動物ではなく、

実は精霊ではないか?とも言われているのです。

 

とにもかくにも協力しあう

ポジティブに突き進むカードですね。

 

分福茶釜」ゆかりの地

「狸のお寺」として有名な群馬県館林の茂林寺

今では分福茶釜ゆかりの 寺となっている。

説話では狸は正体がバレると去るパターンもあるようです。

しかし、現在では和尚さんを慕って同行した狸が、

茂林寺の開山から協力する。

その後、茶釜をもたらし、

代々の住職に仕えたとされる。

その茶釜はいくら飲んでも尽きない茶釜。

飲むと開運、出世、無病、長寿をもたらすとされる。

茂林寺は「分福茶釜」を所蔵し、

今でも拝見できるという。

いいですねぇ!

 

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