八景ダイアリー

SOMEONE SAVED MY LIFE TONIGHT

養老の滝 自然の恵み 日本昔話タロット

f:id:ELTON:20180220083615j:plain

日本昔話タロット 養老の滝

このカードは通常のタロット、大アルカナの節制に相当します。

さて、このカードが伝えてくれる物語はどんな話だったでしょうか?

 

養老の滝

 

昔々、美濃の國に

父親思いの若者がおりました。

若者の父は身体が悪く働くことが出来ません。

若者は山で刈った柴を村で売り、

わずかばかりのお金で父親を養っておりました。

若者は「もう少し稼ぐことが出来たら父に良薬が買えるのに。」そう思いながらも毎日働いておりました。

 

一方父は「自分が元気に働けたなら、暮らしも楽になるだろうに。と息子を思いながら、

病床についておりました。

貧しくはあるもののとても仲の良い親子でした。

ある時、若者の夢枕に観音様が現れた。

「若者よ、いつもの山の奥、

ずっと奥に滝がある。

その滝の水を父に飲ませよ。きっと良い事があるぞ。」

そう言って観音様は消えたのでした。

 

若者は早速、いつもの山の奥、

そう、ずっと奥へと向かいました。

すると、観音様のお告げ通り、

立派な 滝がありました。

滝の前まで行くととても良い香りがします。

まるで酒のようだ。

若者は持ってきた竹筒に滝の水を入れ持ち帰りました。

そうして父に飲ませたのです。

父はその日から見る見るうちに回復し、

五日目には何と若者と一緒に働けるまでになったのです。

 

そうして親子は暮らしも楽になり、

末永く幸せに暮らしたということです。

この奇跡の滝は「養老の滝」と呼ばれるようになり、

今でも不老長寿、無病息災の水として伝えられています。

 

解説

『山姥(やまんば)』(死神)に続くこの節制は一つのサイクルが終わり、

そして見直し調和していくことを表します。

養老の滝の主人公の若者は純朴で、

欲を出さず、地に足をつけ頑張っています。

自分の出来る事をしっかり見つめやっているのです。

自分の環境を冷静にみつめ調和する事で、

何が足りないのか、

本当に必要なモノ、

無駄なモノ、

それらが見えてくるのです。

若者はまず、

父に元気になってもらう事。

それが大切だと分かっているです。

おかげで観音様のお告げをもらし、

遠回りせず父を回復ざせる事が出来ました。

 

このカードは周囲とバランスを取る事、

大事な事に気付いて心と身体の循環を伝えてくれます。

 

キーワード

正位置

調和。節度。献身。净化。

順応。自然。

 

逆位置

怠惰。欠席。不安定。自然破壊。

 

第44代天皇である元正天皇が養老の滝を行幸した際、

「美泉であり、老を養う。間違いなく水の精霊が宿っている。

として霊亀三年を改め、

養老元年改元した。

元正天皇は独身女性初の天皇

驚くほど美しかったと記録が残る。

さて、滝を見て、「水の精が宿っているとは驚きの感性。

ナノレベルの量子を感じる事が出来たのかも知れない。

改元するだけでなく、養老律令(法改正)。そして、 養老4年には 実務においても改革者でおられたようです。

また、病気がちな弟の子、 支えた才女との記録が残る。

自然と調和しながら現在は奈良市奈良阪町の奈保山西陵に眠る。